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私は次第にTV(異性装嗜好者)とキメラ化が嫌ではなくなってきて、むしろ何かしらの興奮を覚えるようになってさえいました。
きっと、このままいけば、”変身願望”がますます強まっていき、性別を凌駕して、どんどん変態していくのだろうと思います。
積極性のない”美しい少女”というものはこんなに魔性な存在なのか、と私は初めて知りました。
決して積極的に”キメラ”の私を求めるわけではない少女たち。
むしろ、自分の穴(空洞)の部分に押し入られて、窮屈であり、不気味であり、不快であり、気持ちが悪いはずなのに、無になって押し黙って体を預けている姿を見ていると、
私のなかにある”破滅願望”や、”破壊願望”のようなものが代理復讐されているような気持ちになってくるのです。
きっとうまく説明できていないと思います。
私も、言葉で説明ができる気がしません。
なんともいえないのです。
やはり、”肉体関係”というのは理屈を超えます。
私が男性なら、
特に、自分の性欲に怯えいる男性だったら、
「少女たちは魔性だ。少女たちの魔性に誘発されて、じぶんのなかの恐ろしい種(性欲)が発芽してしまった」
と考えるのだろうなぁと思いました。
私はTVキメラ化し、少女たちの体内を空洞化させ、毒素を抜く作業を淡々とこなしているつもりでした。
体内に若干の”ざわめき”があっても、儀式としてはこなしている。
「あなたが少女たちの体内から負のエネルギーを貰っている証拠に、あなたは何かしらの楽しさや興奮めいたものを覚えるようになっているでしょう?」
と占い師さんは訊きます。
「あなたのなかに非常に悪いものが溜まってきている証拠なのよ。ふふふ。
少女たちの体内から出てくる液…
頸管粘液、膣内容物、膣液、バルトリン腺液、スケネー腺液、Gスポット分泌液のほかに、一緒に、目に見えない”毒”が含まれているのよ。
いままでの人生で溜まった毒。
はからずも美しい少女として生まれてしまった毒。
それを、あなたが受け取っているのよ。性交渉とは相手のすべてを貰い、受け取ることなの。
それが遊びであっても、ね」
占い師さんは続けます。
「人間は顔を隠し、姿や身分を隠し、匿名的な存在になったら、負の行動をとりたいという願望を先天的に持っているものなのよ。
匿名的な悪魔があなたのなかに芽生えている。
表面上は無反応な少女たちは、実はあなたを誘発し、あなたに毒を背負わせている。
あなたのなかに毒が溜まれば溜まるほど、あなたは過激になって、少女たちの肉体に侵入することが楽しくなるはず。それが、少女たちの毒を抜くことであり、あなたが受け取ることであるのよ」
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