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ピンク色の妹の身体が赤色に染まる。彼女の手が俺の首を引き寄せる。夏芽の身体が俺に密着する。彼女と唇が重なる。時々、喉の奥で、あっという音を漏らしながら俺の舌を貪る。
「んんんんん……ああっ……」
くちゅ
俺の茎に夏芽の温もりを感じる。入ってゆく感覚よりも、吸い込まれてゆく感覚……。ねっとりとしたモノに俺のものが包まれてゆく感じを楽しむ。相変わらずその入り口はキツイ。今度は俺を放さないように……。
「夏芽……? 分かる?」
夏芽が、うんうんと真っ赤な顔を縦に振る。彼女と密着した部分に滝のような汗が溜まってゆく。
「夏芽、痛くないか?」
妹の顔が左右に動く。
俺は唇を重ねる。彼女の舌を探る。俺たちの口の中でニチャニチャと粘り気のある音を発する。
俺の身体が俺に動けと指示をする。俺は腰をゆっくりと引いた。
俺を放さないようにするように、夏芽の奥が俺を引っ張り込もうとする。
「夏芽、動いていい?」
汗で張り付いた夏芽の髪を手櫛で耳に掛けながら俺はいった。真っ赤な耳たぶに……。
片方を開いた妹の瞳が潤んでいるように見えた。
夏芽は、ウンウンとうなずくと俺の肩に手を掛ける。
「痛かったら、言えよ。我慢せずに……痛いって……」
俺の肩にある彼女の手が俺を引き寄せた。
俺はゆっくりと腰を入れた。
夏芽が白い喉を見せる。
「んう…………あっ……」
夏芽と血が繋がっていなかったら、いいのに……って思う。今でも……。
だけど、今……。
「ああ、お兄ちゃん、お兄ちゃん……」と叫び、妹が俺に唇を重ねた。歯磨きのミントの匂いが俺の口に広がる。
俺の中で熱いものが駆け上がる。全て放出せよと命令されたかのように……。
「ああ……出る」
夏芽が両脚を俺の腰に回した。ニチャっという粘り気のある音のあと、俺は放出した。
夏芽の中で……。
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俺は力尽きていた。自分の心臓の音が耳の奥で聞こえる。まだピクンピクンと痙攣してる俺のモノはまだ夏芽の中にある。コンドームのことを思い出した。俺の根元を確かめる。それを押さえて妹の身体から静かに抜き取った。だらしなく伸び切ったその中に俺の白く濁った液がなみなみと溜まっていた。バスルームで出したというのに……。
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