ラブホ

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 俺の身体がケイレンを始める。それがクルと思った瞬間、オシッコを我慢するようにお尻に力を入れた。絞り出しを始めた俺の身体は留まることを知らず、身体の中のモノを押し出した。 「ああ……、あっ、あっ……うっ……うう……」  全身の毛が逆立つ感覚のあと、水風船が破裂した時のように、俺の先っぽから多量の白く濁ったモノが飛び散った。 「……ごめん」  ショックだった。触られるだけで、イクなんて……。落ち込む。男なら……。三こすり半という言葉は聞いたことがあるけど………。だけど、これでよかった。妹と一線を超えなくてよかったのかも知れない。 「お兄ちゃんが気持ちよかったら、私は嬉しいよ。次はベッドで……ね。一史(かずふみ)くん?」    ドキッと俺の心臓が跳ねた。妹が俺を名前で呼んだのと、彼女のかすれた吐息のような声が、女の子のそれではなく女性に変わっていたから……。    終わらなきゃ。恋人ごっこ終わらなきゃ。俺は妹と一線を越えてしまう。
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