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戸籍のない女の子ほど、性的な意味で商品になりやすく、便利で人気な”人間人形”はいません。
生人形などと呼ばれていることもあるほどです。
人間は育った環境による、という論と、生まれつき(遺伝)という論とがよくぶつかります。
その子の”個性”や”人間性”、どんな人生を送るかのことです。
「そんなの関係ない。自分がどう生きるかだ」
という、逞しい人間もいます。
私もその意見に賛成で、そのように信じたい人間です。
ですが、どうしてか、まるでギリシャ悲劇のように、宿命から逃れようとすればするほど、絡めとられてしまうという悲劇が起こるものです。
戸籍のない村の美貌の子どもの育て方については、以前に書きました。
もともと、母親は美貌の子どもを商品にするために産みます。
胎児は母親が自分の誕生をどのように考えているかを察知しているという説を唱える学者もいます。
美貌の子どもは不幸の塊のような生まれ方をするのが現実です。
美貌の子どものことは、「醜い」と育てます。
醜いと言われて育った子は、一生、自信を持てずに生きることになります。
(とても昔に、【イグアナの娘】という漫画があったそうです。まさにあれですね。)
自信を持てない人間の人生は迷走します。
目の前に現れた人間の言葉に一喜一憂し、操られる。
悪い支配者にとって、格好の餌食になります。
悪い支配者たちの毒牙にかけられ、二度と日本には戻ってこられません。
そして、今日も、美少女の暮らす集落では新しい美貌の子どもが誕生しているのです。
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