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部屋の明かりが消えた理由はわかりません。
ただ急に明かりが消えたということが不自然で、何か言葉では言い表せないような恐ろしい力が働いているような気がしていました。
私しかいない家の中はしんと静まり返り、その静けさが不気味でした。
私は手探りで部屋の明かりをつけようと、照明の紐を引っ張ってみたのですが、それでも部屋の明かりはつきません。
もしかしたら停電かもしれない。
私がそう思って窓からとなりの家を見ようとしたとき、氷のように冷たい何かが私の首すじをそっと撫でていったのです。
その瞬間、私の心臓は狂ったように早鐘を打ち、私は呼吸をすることも忘れて、後ろにいる誰かに恐怖しながら意識を集中させていたのです。
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