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次の日の朝、私は自室の床で目を覚ましました。
そして私がうっすらと目を開けて部屋の中を見回すと、昨日の恐ろしい出来事が一気に頭の中に蘇って、私はゾクゾクするような恐怖の中で、声を上げて飛び起きたのです。
この部屋にまだ真奈美の幽霊がいた痕跡はないだろうか?
そんなことを思いながら私が部屋の中を恐る恐る見回していると、また急に真奈美の幽霊が現れて襲ってきそうな気がしてきます。
そして私が机の上に置かれている鏡にふと目を向けたとき、私は昨日の夜に真奈美の幽霊がいたことを証明する確かな証拠を見つけてしまったです。
鏡に映った私の首には、首を絞められた後がうっすらと赤く残っていました。
私は赤く染まった首に手を当てて、私の首を絞めつけていた真奈美のことを思い出すと、強烈な恐怖にかられてしゃがみ込み、ありったけの声で悲鳴を上げていたのです。
今もどこかで真奈美の幽霊が私を見ている。
そんなことを思うと、私の体は小刻みに震えていました。
昨日の夜の恐怖体験は決して夢ではなかったのです。
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