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コータは、身を乗り出して続けた。
「ねねね。スミレちゃんは、何か部活入るつもりなの?」
「うーんー……バドミントンかなあって思ってるけど……。佐伯くんは?」
「俺? 実は俺も、バドかなあ、なんて思ってたんだよね。
あ、放課後一緒に見学行かない?
シマッタ壱も、バド興味あるっつてたよねえ」
ねえよ! つうか、シマッタ壱とか言うなよ!
俺は心の中で突っ込んだ。
スミレさんが、くちびるに人差し指を当てて言う。
「見学? どうしよう。行こうかなあ」
「行ってみよ。行ってみないと、雰囲気分かんないじゃん。三人で行こうよ」
「分かった。じゃあ放課後ね」
コータが、目で俺に「やったね!」と言う。
うぬおー、こんのおせっかいめ。
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