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「アーリオ達を見送ってたのよ、これから街で買い物するんだって」
「お前は一緒に行かないのか?」
「何か色々考えちゃって・・・・そんな気分になれないのよ」
「あんまり深刻になり過ぎるなよ、オレたちの時間はこれからも続いていくんだゼ!」
「オレたちの時間はって何キザな事言ってるのよ、能天気でいいわね、ボナは!」
「何だよ、オレだって顔で笑って心で泣いてるんだよ!」
「ホントー?」
ちょっと笑った、ナポリータ。
「本当だ、だからこうやって外に気を紛らわしに行くのさ」
「そう・・・・じゃあ、私も連れて行きなさいよ、その気晴らしに」
「え、お前も来るの?つまんないぞ、多分―ワリフタに興味あるのか?」
「無いわ、いいのよ、気を紛らわすためなんだから」
「・・・・じゃあ行くか、一緒に」
「ちょっと待ってて、着替えてくる」
「いいよ、そのままで」
「ダメよこのままじゃ!普段着過ぎる、いいからちょっと待ってて!」
「何か悪い予感がするな・・・・」
こうしてボナーラはナポリータと一緒に出掛けることになった、30分待った後で・・・・
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