最終章 本命にただいまは貴方にさよなら。

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本命は言う。 いつだって「おかえり」と。 記念日は必ず覚えていて「ありがとね」と笑顔になる。 普段は誉めたりしてくれないのに飴と鞭の使い方も上手。もう愛されていなくても一度決めた伴侶だもの、離れることは出来ない。 「ただいま」の頃合いだね。 愛されていないのが分かっていても、いつだって“帰る場所”は貴方。 本命にただいま。 貴方にさよなら。
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