100%の自信

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100%の自信は、日を追う事に、50%になり、30%にもなり、20%10%。そして、0%に到着してしまった。開けた扉を閉め、また閉じた。そんな繰り返しの毎日の日々に、病は、徐々に近づいて来ていたのだ。不気味なトンネル。暗い暗い薄気味悪い病のトンネル。進めば進むほど、真っ暗闇なトンネル。1%の自信だけでも取り戻せるのなら。進めない。戻れない。自信と言う言葉。あの時の100%の自信。そして、これからの0%の自信。もう二度とない50%の自信。病なのか、呪いなのか、自分自信なのか。こんな現象を、言語で、どう表記すれば、この気持ちは、納まるのだろうか。それとも、まだまだ、辿り着けるまでの、試練なのだろうか。あんな場所に、あんな場面がなければ。僕が、あんな場面に、赴かなければ。例え、赴く事になっていたとしてもだ。0%で、進める方が、小説も、気が楽になる。でも、僕は、100%で、この小説を、終えるんだ。     
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