いつの間に!

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いつの間に!

魔法使いであるミリア・アスラ18歳はとあるパーティーに 加入しててパーティー仲間とは仲良くやっていた。 魔法使いなりにしっかりと援護をして炎攻撃魔法を敵に向かって 解き放ち、しっかりと活躍をしていた。 それがなぜか敵が強くなっていくと魔法使いであるミリアの 活躍が減っていくのです。 減っていくとパーティー仲間はミリアをそっちのけでお話を しているとミリアが突如、パーティーから追放される。 パーティーから追放された事はミリア自身は 知らないのです。 知らないままミリアはパーティー仲間の後をついて行くのですけれど、 いきなりパーティー仲間から一言言われるのです。 「なぁ、どうしてついて来るんだ?」 ミリアはよくわからない状態です。 「パーティー仲間なんだし、ついて行くのは当然じゃない」 「まだ気付いてないの? システム画面をよく見ろよな」 ミリアは言われた通りにシステム画面を見ると パーティーから抜けている事がわかった。 ミリアからするといつの間にパーティーから抜けていたのかなって 思うのです。 「ねぇ、いつ頃、私はパーティーを抜けたの?」 「わからないお前に言うけどな、パーティーリーダーが お前を追放したんだよ」 「つ、追放って私に相談もしないでそういう事をしたの?」 「そういう事になるな」 「どうしてそういう事をしたの?」 「単刀直入に言ってあげるな、魔法使いであるお前が弱いからだ」 「そんなっ、弱い理由でパーティーから追放するの?」 「そうだ」 「ひ、酷いよ、あんまりじゃない」 「弱いヤツが悪い、諦めろ」 ミリアは弱いせいでパーティーを追放された事を 知るとミリアはイライラしてきて苛立ちを覚えると パーティーを組んでいた仲間にどうにかしてやりたいと 思うのですけれど、パーティー仲間は全員LV40越えで ミリアだけがLV30台。 これではどうにかしたくてもどうする事も出来ないと 思うミリアでしたが、それでも勝手に相談もしないで 追放された報いを…………。 そこでミリアは詠唱を始めると地面に魔法陣が浮き上がって ミリアの掌には炎攻撃魔法が出来上がるとそれを 元パーティー仲間に向かって解き放つです。 解き放たれた炎攻撃魔法は元パーティー仲間に飛んでいくと その中の一人が剣士で炎攻撃魔法を斬って防ぐのです。 それを見ていたミリアは無理だというのが確信すると 逃げようとしますが、元パーティー仲間も戦闘態勢に 入ると一斉にミリアへ襲いかかるのです。 一斉に襲いかかられたミリアは何とか逃げているのですけれど、 それでも逃げる事で精一杯でどうする事も出来ない。 先に攻撃を仕掛けたのは魔法使いであるミリアであって 元パーティー仲間ではない。 元パーティー仲間から攻撃をされても文句を言えないミリア。 それにしてもミリアは逃げる事ばかりで応戦しようともしない。 応戦しないのは魔法使いだからで詠唱して魔法を唱えるという のは一旦、立ち止まらないといけない。 ミリアはまだ短い時間で詠唱出来ない。 きっとそれは魔法使いであるミリア自身が弱いのと そこまでの能力に達していないからだ。 しかし、このまま逃げててもいつかは追いつかれて どうにかなるというのはミリアはわかっているはず。 そろそろミリアも体力の限界で何処に逃げるにしても 後は時間の問題だった。 ミリアが今居る場所は平原ではなくて森の中なのですけれど、 茂みの中に隠れているのです。 いつ見つかるかもしれないと冷や冷やしながら、 隠れているのです。 そして、とうとうミリアは元パーティー仲間に 見つかるといよいよ逃げ場がないので降参しようと 土下座をするのでした。 土下座をしても元パーティー仲間は許す事はしないで パーティーリーダーが魔法使いであるミリアに 斬りかかるとミリアは防ぐ手段がないので そのまま斬られるとミリアから血が出てきて その場に倒れるミリアでした。 倒れているミリアを見ている元パーティー仲間は ニヤニヤと笑いながら立ち去るのです。 ミリアと言いますとほぼHP0なので死んだ扱いと なってスタート地点である教会に転送されて 蘇生するのです。 蘇生したミリアは弱いままでは良くないので 強くなって見返したいという気持ちはあるそうです。 それから魔法使いであるミリアは必死に戦闘を重ねて LV上げて強くなりましたが、以前組んでいたパーティー仲間に 遭遇するとステータス画面を見せた。 しかし、言われた言葉があったのです。 それはたった一言。 「所詮、弱いままだな」 それを聞いたミリアは逃げ出してしまってもうやるせない 気持ちになると戦闘もしないで町の中でのほほんと 毎日過ごしているのでした。 その後のミリアは魔法使いなのに戦闘もしないで 町の中で普通に過ごしてそれを満喫していた。
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