〈1章〉ネズミ襲来

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案外素直だな、名前なにしようか? 簡単でいいか、ネズミってチュンチュン泣くイメージがあるから 「それじゃあ、お前の名前はチュン太だ。これからチュン太って呼ぶからな」 『なんだにんげんその名前、センス無いけどまあいいか』 そんなにセンス無いのか… 少し悲しいな あと俺だけにんげんって呼ばれるのも少し嫌だな 「おいチュン太、俺の名前は一ノ瀬 風太だ。これからは風太って呼んでくれ」 そう俺はチュン太へ自己紹介する。 『おう、よろしくな風太。明日も美味しいちーず用意してくれよ』 これが人語を操るネズミとの共同生活の本格的な始まりである。
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