65人が本棚に入れています
本棚に追加
「おい、一ノ瀬、この営業成績はなんだ!!お前やる気あるのか?やる気がないなら早く辞めてしまえ」
「すいません、部長。明日から頑張りますので」
カリカリカリカリ
「なにが明日からだ、今から頑張れ、寝る間も惜しんで営業してこい」
カリカリカリカリカリカリ
「でも部長、僕もう二日も寝てないんです。このままじゃ死んでしまいます」
カリカリカリカリカリカリカリカリ
「大丈夫だ、人間は二日寝ないぐらいじゃ死なん。これ以上働きたくないと言うなら、この部屋にいるネズミのエサにしてやろーか」
チュン、チュン、チュン
部長がそう声を放つと、俺の周りに数百匹のネズミがかみついてきた。
カリカリカリカリカリカリカリカリ
「うわ、辞めてくれ、ネズミのエサに何かなりたくない。うわぁー」
最初のコメントを投稿しよう!