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確かに先生が言うことが正しいのかもしれない。もしかしたら、私の勘違いで、今後は何も起こらず、なにげない日常が過ぎていくかもしれない。ユージはいなくなってしまったけれど、暫くしたらみんなそんなこと忘れて、楽しく賑やかな毎日が戻って来るのかもしれない。
私はそう思い込みたかった。
しかしミユは、どうにも気持ちが収まらないみたいだ。
終業後も、私を「マックにいかない?」と誘ってきた。
断る理由がないので、駅前のマックに入る。店内は学生たちでいっぱいだったが、何とか入り口近くのテーブルに座ることができた。
「ねえミユ、どうするの? このままじゃだめでしょ?」
「けど、何もできないと思う」
「あのさぁ。イヨっていつもそうなんだよね。始める前から諦めちゃう。そういうの良くないと思うよ」
「でも、今回はいつもとレベルが違うっていうか、自分の命にも関係する問題だと思うの。このまま知らないふりをして、身の安全を守った方がいいと私は思うわ」
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