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甘い誘惑
「ねえ、いいじゃないの? 」
「嫌だ。俺はお前となんか行きたくないぜ」
ある休日の昼間に街中を散歩していたら突然、見知らぬ女性から声をかけられた。
世間で言う 「逆ナン」 だな。
目鼻立ちがクッキリしている24歳くらいの美女がなぜ俺みたいな29年も彼女が居ない陰キャにナンパをしてきた?
この女に抵抗感を抱いていたため、少し女性恐怖症のある俺は何度も緊張により貧乏揺すりをしながらカツカツと靴音を響かせながら詰め寄った。
「なんで俺を選んだんだよ」
「あなたが気になって仕方がなかったのよ。直感ってやつだわ」
女はウインクしながら少し上目遣いを使って、甘いマスクを歪ませながら甘えた表情を使い何度も甘いシャンプーの香りを匂わせながら懇願した。
コイツはプライドが高いのか、美女と言う最強兵器をうまく利用して俺を口説き落とそうと必死だった
だがおれは男の欲を押さえながら何度も甘い誘惑を脳内でかき消しながら毅然とした態度をとってやった
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