ひとつの青い照明です

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さらに宮沢賢治は、隣県の詩人、童話作家として有名でしたが、学生の頃はまだほとんど読んだこともありませんでした。 社会人になって、杉井ギサブロー監督のネコのキャラクターの「銀河鉄道の夜」のアニメ映画を観たあたりから、少しずつ読むようになりました。 たまに東北自動車道で、岩手県の賢治が過ごした花巻あたりを走行していると、その山々や川、草原などの自然の風景は、賢治のいうイーハトーブの世界とぴったりだという気になります。 もし岩手県を訪れる機会があったのなら、ぜひその自然の風景からイーハトーブを感じとってみてください。 あーやっぱり イーハトーブだ! と感嘆することでしょう。 確かアニメ映画の「銀河鉄道の夜」の冒頭で、賢治の詩集「春と修羅」の序がナレーションとして流れていました。 おれはその異質な言葉の羅列に、とても驚き文庫本で詩集「春と修羅」を読んで確かめました。 やはりなんという不思議な言葉の世界だろうと… わたくしという現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です 今日もシーは、壁際の畳の上でぐっすりと寝ています。 朝になって雨が上がりました、もう少しで朝の散歩です。 bfa4a551-b216-40ed-a202-fdd4500cd440
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