心の眼

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恩師の川上晶裕さんのレッスンのもと、驚異的な聴音能力を発揮しながら、その才能は開花してゆき、作曲家の三枝成彰さんや指揮者の佐渡裕さんとの出会いや、歴代最年少の17歳でのショパンコンクールへの挑戦など確実に成長を遂げて行きました。 作曲家の三枝成彰さんに、将来楽しみな少年ピアニストがいる、と紹介したすでに故人となっているモスクワ音楽院の教授のピアニスト、ワレリー・カステルスキーさんはこんな言葉を残していました。 ノブユキは演奏がうまいだけではなく 音と心が美しい 世界最高のピアニストになれる また指揮者の佐渡裕さんは、彼の演奏したCDをはじめて聴いた時の驚きを語っています。 音に向かっている彼の姿 音楽の神様が本当に彼を守っている 作曲家の思いの世界 もっと複雑な感情の世界 彼は、直でその世界に繋がっている そして伝説のピアニストの故ヴァン・クライバーンは、コンクールを終えて彼を奇跡のピアニストと讃えました。 彼の演奏には神の存在が感じられました
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