Fier: Später reden

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【少年達は振り返る】 「なあ、ニルヴ」 「なんだいフォイエル。相変わらず寝る前に長話する気かい。悪いけど睡眠不足は衰えを招くからほどほどに頼むよ」 「相変わらずだなぁ、お前。結局ずっとそんな調子かよ?休日も睡眠時間は妙にキッカリキッカリと……俺とお前の差はそういうとこからも生まれてるってことなのか?」 「かもね。まあやめろとは言ってない、好きに話してくれないか」 「俺が言いたいのはさ、結局あれが誰だったかって話だよ」 「そんなに怪しい? 僕的にはそこまで……」 「こういう時に怪しい奴の行動を映像で見られりゃ便利なんだがなー。お前のビジョンって過去のものは無駄なとこバッサリカットしてるもんな」 「知って然るべき未来しかみる必要はないんだ、仕方あるまい。とにかく、考えすぎだ」 「単なる俺の個人的考えを言わせてもらうとだ。流石にあんなに俺らに向かって調子乗れるかってことよ、いくら上級生でもな。情報は行ってるだろ」 「興味が無かった、って可能性もあるんじゃない?まあ、実際あれからやり合ったらアイリアと校長先生が凄いことになって中断するまではいい戦いしてたし、そういう立場の可能性はあるかもね」 「だろ? というわけで、動向を……」 「いや、いい」 「何だよそれ?」 「探るまでもなく、近いうちに会う。ボンヤリと、見えてる」
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