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まず、物書きという職業について書き出してみようと思います。
私の場合、「黒子(くろこ)記者」と言って、匿名記者です。
たとえば、架空のジャーナリスト【筆描さん】という方がいるとします。
このジャーナリストは社会的地位があり、有名です。
この人の名前で記事を書けば売れます。読まれます。
筆描さんが取材に行くのは【有名な事件、事故】です。
そのほか、村の暗部、やばい場所、そこにいるだけで摘発されかねない場所などへは出向きません。
となると、「下調べ」「下取材」「現地取材」をする人間が必要になります。
その「下」人間が、私であり、同業者であります。
新聞記者でもない、雑誌記者でもない、ジャーナリストでもない、作家でもない、「下調べ」専門の記者という存在があるのです。
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