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このように、下調べ、下取材の記者は、基本的にみなさんからは見えません。
私のような職業があることはあまり知られていないと思います。
だから、私のような暗黒記者が消えていようが、いまいが、知られるはずもありません。
下調べに出向く人間は、SNSで発信もしません。
その記事は買い取られるので、下調べの人間が口外すれば契約違反になります。
だから、
・どこへ行ったか
・どんな目に遭ったか
・何を見たか
について、語られたり公にされたりすることはありえないのです。
では、下地記者について説明したいと思います。
下地記者になるのにも、パターンがあります。
もっとも多いのが、以下のタイプです。
・人生を捨てるのが惜しくないタイプ
(私もここに括られがちですが、実は違います。)
積極的に死にに行くタイプがいます。
圧倒的に男性ですが、女性も混ざっています。
村の暗部に平気で飛び込んだり、村の大切な資源である女性に乱暴を働いたり、何かを盗んだりします。
このタイプは、背後に反社会的勢力がついている場合があります。
村で使われている植物系ドラッグの密輸、売春産業、などに加担している人間も多いです。
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