怒られちゃった

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怒られちゃった

今日は彼の配信が無かった。 夜やるのかなぁ〜って思っていた。 小説の続きは書けないけど 彼への思いなら書ける気がした。 仕事の合間に書き始めてみた。 すると、言葉が次々に溢れ出して来た。 心の中の伝えられない思いが 文字になっていく。 自分でこんなにも好きなんだなぁ〜 って思い知らされた。 そんな時、彼がTwitterにイイねをした。 彼の名前がスマホに通知され すごく嬉しかった。 でもあれ読んだんだぁ〜 と思うと恥ずかしい気持ちと 心の中を見られたようで 不安な気持ちになってきた。 仕事が終って 久しぶりに旦那にとラーメン🍜屋に行く事になった。 そこのラーメン🍜屋は おでんが置いてある。 このおでんがめっちゃ美味しい。 旦那と向かってる途中、 仲の良い彼女のピアノ配信が始まった。 私はすぐに入室した。 私が1番目だったので、ラーメン🍜屋行くんだとか話していた。 少しずつ人が入り始めた。 私はラーメン🍜屋に到着してので 完全潜りしようとしてたら 彼が入室してきた。 彼女は嬉しそうしていた。 私はドキドキしていた。 彼の枠のリスナー達も入室してきた。 そんな時、 「リクエストある?」 と彼女が言うと 私は 「ビンテージ」 と言った。 枠にいた子が彼のバンド歌をリクエストした。 彼は嬉しそうにその子を褒めていた。 その前にも 「ホント、犬が話してるみたいで癒やされるわ」 と言っていたのだ。 私はめんへら全開 「どうせ、私は癒やしにならいよ」 と言ってしまった。 彼は枠主の彼女が演奏してるのに 痴話げんかみたいなやり取りダメだと 少し不機嫌になっていた。 私はすぐにDMで 『ごめんなさい』 とあやまった。 彼は 『枠主にも他の枠の子にも顰蹙かっちゃうことはだめだよ』 と言った。 私は 『ホントにごめんなさい』 と言うと 彼は 『気をつけてくれたらいいよん。 気を取り直して、また頑張ろう』 と言ってくれた。 でも彼が少し遠くなった気がした。 72b35e71-11cb-48b7-bb4f-7f89e8b50bda おでんもラーメン🍜も全く喉を 通らなくなった。 ラーメン🍜屋をでて、車の中で 旦那が話してる事が全く頭に入ってこなかった。 家に帰っても私はそわそわした気分だった。 潜りながら彼女の配信を聞いていたけど 彼に嫌われたと思えて辛かった。 夜、配信があるかなぁ〜と思いながら ボォーっとTVを観ていた。 内容も全く入ってこない。 でも彼の配信は無かった。 薬を飲んで寝る事にした。 でも心が病んで全く眠れなかった。 旦那は夜勤なのでいつも夜はいない。 この日は休みなのでベッドの隣にいる。 毎朝私の為に 仕事から帰って朝ごはんを作ってくれる。 そんな優しい旦那。 4f15ae7a-242e-4e4a-add4-d95fd544d75b 私は背を向けながら涙を流していた。 この涙は旦那に対して申し訳ないと言う気持ちなのか、 それとも 彼が大好きで、嫌われたかも 声が聴けなかった。 その寂しさなのか………
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