ノーリーズン

中学時代について

　私の通っていた中学校は、3つの小学校から生徒が集まる。そして私の通っていた小学校は3つのなかで一番大きかった。私の人生最大のモテ期は小学4年生の頃だった。クラスの女子の半数が私のことを好きだったということを又聞きした。理由はやはり不明だが、当時の私はそれほど魅力的に映ったのだろう。
　中学3年生のとき、告白された。と言っても本人からではなく、友人を仲介しての告白だった。なので、告白と言えるかは分からないが。
「◯◯ちゃんが君のこと好きって伝えてほしいって言ってたんだけど、彼女とかいたりする？」
　こんな感じに聞かれたと思う。もう何年も前のことなので、しっかりとは覚えていない。その◯◯ちゃんは小学4年生のとき、同じクラスだった。快活で少々口が悪くて、よく悪口を言い合っていた、顔の整った子だった。

　どうして友人を仲介する必要があったのか、その理由は簡単だった。彼女は不登校になっていた。