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【ごめん。リク】
あんまり、
意識したくなかったし、
ずっと出来れば、
わいわいしたいし、
だから、ほんとは、
スルーしたい。
けど、モモカは、
リクを気にしてる。
なんでだろ。もしかして
聞いたら怒られるかな?
聞いていいのかな?
「かな?なんで、じっとみる?」
「モモカ、、」
「あんた、そういう顔してる時、
大抵、つまんない事いう時だからね。」
「ひどいな。」
「ひどくない。これくらい、
ハッキリ言わないと
通じないでしょ?」
うわ、辛辣。
とりあえず、教室に戻り、
荷物をまとめる。
多分、リクは、下駄箱か
校門あたりで待ってるに
違いない。
外は雨、待つとすれば
下駄箱かな。
リクは、わたしと先輩の様子を
見ていたのかな。
「かな。」
「なに?」
「先輩とは、話がついたの?」
「ついたよ。ちゃんと無理って
言ってきた。」
「最後、仲良さそうだった。」
「友達になろって言われた。」
「さすが、モテる人のコトバ。」
下駄箱に向かう。
2人は、なぜか、ちゃちゃまるに、寄ってくれるらしい。
予測通り、リクは下駄箱にいた。
私らを見つけると、
何も言わず靴を履く。
昇降口を出ると、
雨は、やんでた。
「歩く?バス?」
「歩こ。」
なんてなく、3人で
ゆっくり話たくて、
迷わず、徒歩ルートを選択した。
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