春を待つ日々

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約束の天満駅に現れた 即隆を見つけると 「おっさん(坊様)おっさん!  ここです!ここです!」 春紀は大きく手を振った。 「え?!」 声は確かに亮一(春紀)であるが 最後に別れた姿とは 打って変わって別人になった “知り人”に即隆は 目を見張った。 「すっかり東京人やなあ」 春紀の両腕を強く取り、 失意からの新天地での 亮一・春紀の努力に感涙した。
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