112人が本棚に入れています
本棚に追加
夜になって…
芝山の屋敷に呼ばれていた春紀は
今の住宅建設現場の様子を、
勧められるままに
高級酒のグラスを傾けながら
しばらく過ごしていたが……
「仕事のほうは君達のやりようで
充分だよ…今夜きてもらったのは」
芝山は言葉を随分選んでいた。
「実はね…葛城くん…
いや…笠岡亮一に…
話があってきてもらったんだ」
「 え?! 」
普段忘れていた名に
春紀は戸惑った……。
最初のコメントを投稿しよう!