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志保の前夫・竹内家の
顧問弁護士である近藤は、
（あんな大物が付いてるとは
計算外だったなあ）
何を言っても
こちらの分が悪い上に
国会議員芝山修三郎は
“怪物”の名で知られてる。
（オマケにあの気の強い女房…
美人は認めるけど、さ）
ほぼ負けになる相続人・樹の問題で
頭を悩まされていた。
（今の亭主に金をチラつかせるか…
どうせ自分の子供でも出来たら
樹君を邪魔にするだろうから）
……ふと過る子供時代。
（俺も弟が生まれたら
ゴミみたいに棄てられた…。
結局、そんなもんさ、
血の繋がりなんて…）
考えが纏まったところで
主人である竹内敦子へ
連絡をとろうとしていたが…
（最近、ずっと留守だなあ…）
敦子を巧く捕まえられずにいた。
当の敦子は・・・・・・・・・、
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