変わりゆく雲

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「そんな遠く…」 志保はちらりと 春紀を覗った。 下宿となれば それなりの費用も掛かるし、 何よりも年の離れた妹二人が 負担なのかと 志保は心配もした。 そのあたりの妻の思案が 手に取るように判る春紀は、 「うん、じゃあ、  男同士で話そう」 志保を気遣い、 食事を終えてから 駅前の喫茶店へと誘った。
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