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それはたま子も同様で
「お父さん、身体の具合でも
悪いのやろか…」
顔が曇った。
「暮れだからお仕事が
忙しいのよ、大丈夫」
なんとか誤魔化し…
いや、誤魔化し切れないのが、
たま子という娘。
常日頃から自分よりも
家族を気にかける我が子の、
肩をかず子は抱いた。
「今夜にでも聞いてみるわ。
何かお仕事での悩みかも。
たま子は気にせずに
勉強を頑張りなさい」
自分を納得させるように
頷くたま子を見送った。
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