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今から30年前、世界に終焉が訪れた。
人類は、地球からの警告を無視し続けた…。
その結果、地球による『救済』が発生した。
序章は、異常気象。
世界の火山の噴火。
それに伴い、世界には…決して晴れることのない雨雲が掛かる。
そして…大地を飲み込まんばかりの大雨が降り、植物は街々を襲い、世界を終焉…地球にとっては『救済』を成し遂げたのだ。
多くの人類が、世界を去った。
他の星に行く者。
この星に残るもの。
人類は、2つの選択を迫られた。
…人間というものは、なぜ過去に縋ろうとするのか…。
結局、この星に残り、故郷とともに最期を迎えようという人間がほとんどだった。
俺には理解ができなかった。
現存する人類を全て他の星へ移住できる技術や、それを叶えられるだけの設備はあった。
(しかし…人類は大半がこの星に残った。)
半分以上の人類がこの星に残り、消えていった。
世界の状況は、今どうなっているのか分からないが、多分人類はもうあと10年でこの星から消えると、誰かが言っていた。
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