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私は完璧には出来ない。
むしろダメダメ人間だ。
曇天な日は、体調を崩しやすくて家事は料理しかしないことも多々ある。
部屋を片すのが苦手だ。
子供が出来てから頑張って片付けるも、諦めてしまう。
すべてがどうでも良い気持ちになってしまった。
だが、晴れれば別人のように朝から掃除機を片手に片っ端から綺麗にした。
すべてを綺麗にしないと気が済まない。
のちに、適応障害だったと判明する。
夫と別々に寝る日が多くなったある日
リビングから漏れる扉の向こうの声は、優しく誰かに優しく、労いの言葉をかけていた。
冷たい階段の上に座って、その言葉は私の頭の中で何度も何度もこだました。
「 がんばってね。無理すんなよ 」
その時は、ぼーっとしていたと思う。
ベッドに戻って、寝息を立てている子供たちに混じって、布団をかぶって暫くしたら、涙が溢れてきた。
今日、おはようも、おやすみも言葉交わしてないのになぁ。
あぁ、そうか、これが「惨め」というのか。
彼に何をして欲しいんだろう。
私は、夫に変なプレッシャーを与えているんだろうか。
毎日、電話やメールしてたら、流石に疲れるか。
ナニコレしたんだよ。子供が〇〇できるようになったんだよ。
そんなくだらないことばっかしか言ってないもんな。
もっと、意味のある話題を振らなきゃ。
明日はもっと、可愛げのあることを言わなくちゃ。
もっと、彼の興味がありそうなワードを使わなくちゃ。
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