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「そんな理由なら生徒会に入るな」
俺はそう言うと奴は急に俺を睨むような目で見てテーブルを叩いて、
「じゃあ二人とも入りませんって言うのか?あんだけふざけて迷惑をかけた奴がやっぱり入りませんなんて言えないだろ?俺が入れば旭川は入らずに済むし先輩達もあまり悲しまずに済むだろが!」
息を切らしながらも俺を睨む奴に俺は落ち着いた声で反論した。
「そもそも俺は生徒会に入らないなんて言ったか?」
奴は間抜けな声で「えっ?」と言い理解出来てないようだったが俺はそのまま話を続けた。
「確かに、二人とも入りませんとは言いづらいし言ったら先輩達は悲しむだろうけど許してくれると思うぞ?それに、お前そんな理由で入ったら絶対体持たなくなって倒れるぞ?それで迷惑をかける方がよっぽど先輩達に悪いと思うんだが」
奴は力が抜けたような感じで椅子に座ったがすぐにまだ反論したかったようで
「いやお前こそ気を遣って入る必要ないよ。あの仕事量見ただろ?」
「別に生徒会に入ろうとしてる理由は気を遣ってとかじゃない。ただあそこで仕事したいと思ったから入るんだ」
金曜日先輩から真面目な話を聞いている時、俺は生徒会で仕事する事に対して嫌とは思わなかった。
それどころか魅力を感じ、入りたいとすら思ったのだ。
これは事実だ、なら入ろう。俺の出した結論はそれだ。
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