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月曜日の放課後、俺は入部届を提出するために生徒会室に向かった。
今日は奴も楢原さんも生徒会の事には触れず、放課後になると奴はすぐに帰ってしまった。
生徒会室前に立つとまた緊張してしまった。一回深呼吸をしてから扉を開けると守口先輩は既に悲しげな顔をしていた。やはり奴は断ったのだろうか。
「こんにちは、旭川くん」
「こんにちは。入部届を提出しに来ました」
俺は勇気を出して言うと、先輩も楢原さんも凄く驚いた表情で3秒くらい固まってしまった。
「あ、あの……」
「ほ、本当に入ってくれるの?本当に大変だよ?」
先輩は状況が把握できてないようで震えながら聞いて来たが俺が「はい」と答えると
「ありがとう。これからよらしくね」
と涙を流しながら歓迎してくれた。
「あのー、俺が入るって言った時と反応が違いすぎると思うんですがー」
あれ、なんか奥から聴き慣れてしまった声が聞こえるような……
「ま、歓迎するぜ旭川。ようこそ生徒会へ」
「綾瀬くん3分前に入ったばっかじゃん。それよりもたけちゃん、生徒会に入ってくれてありがとう」
「ちょっと楢原さんも俺の時と反応違くない!?」
……奴の時の反応どんな感じだったんだろ。ちょっと気になる。
「入るって言った直後急に隠れて盗み聞きしてる人よりもたけちゃんみたいなしっかりしてる人の方が嬉しいですよね〜先輩?」
「あれじゃあ嬉しくなれないよね〜」
あいつ俺が来る前にそんなことしてたのか…
「旭川なんとか言ってくれよ〜」
「え?昨日の飯食った時財布の中身が13円だった奴が何言ってんの?」
「いやさっきお金は返したし後でなんか奢るから許してくれよ〜」
「綾瀬くんそれはないわ〜」
「ないわ〜」
「ここみんなひでぇ!」
生徒会なんて入らないと思ってたけどこれなら楽しくやれそうだ。
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