Prominence in Japan

Epilogue

2020年。
日本にRockという音楽文化が入って来てどれほどの年月が経ったであろうか。
それを日本に知らしめたのは、エルビス・プレスリーだろうか、ビートルズだろうか。はたまたローリング・ストーンズであろうか。
いずれにせよ、Rockは既に日本に定着し、なくてはならぬ音楽文化となっている。
日本全国のあらゆるエリアにライブハウスが存在し、そこから数多のロックバンド、ロックミュージシャンが生まれ続けている。いずれも、音楽に情熱を燃やす戦士たちだ。
本誌では、弊社刊行の雑誌「DAWN」「Fragment」に掲載された中から、歴戦の勇者や、注目に値する若手を紹介していこうと思う。
ヘヴィメタルマガジン「DAWN」からは、高田雅彦がヘヴィメタルアーティストをピックアップした。言わずと知れたヘヴィメタルは、ハードロックを基に発展し、1980年代初頭のNWOBHM（ニューウェーブオブブリティッシュヘヴィメタル）というムーブメントを巻き起こした。現在では世界中の多くのエリアで愛され、様々なジャンルに進化し続けている。
ヴィジュアルロックマガジン「Fragment」からは、牧村真一セレクトのヴィジュアル系バンドをピックアップ。日本において、1980年代後半にポジティブパンク、ヘヴィメタルの影響を受けて勃発した日本発のジャンルがヴィジュアル系だ。現在では、国境を越えて人気を博している。
この縁の深い２ジャンルいずれかのファンの方も、本誌をきっかけに互いのジャンルに興味を広げて頂ければと思う。
Prominense of Japan。日本で燃え上がる紅蓮の炎を見逃さないで欲しい。

DAWN編集長　高田雅彦
Fragment編集長　牧村真一