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実家に帰る。ただそれだけなのに胸の鼓動が激しい。両親が煩いわけでもなく、地元が嫌いなわけでもない。ただ通りすぎる追いきれない線の中に、叶えられなかった夢の破片が映りこむだけ。何にでもなれた10代の私が泣いている気がして、こみ上げる想いはいつの間にか堰を越え頬を静かにつたっていった。 「新幹線」 20180602 お題なし
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