ない小説の一節

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②「ただいま」午後8時、彼は誰もいない部屋に向かってそう声をかける。壁の薄いアパートでは、毎日の行いは隣に筒抜けだ。「どうも」ある日、ドアの前でばったり会った。僕が遅くて、彼が少し早かった。「よかったらご一緒しません?」レジ袋を持ち上げにかっと笑う。このとき、僕は断るべきだった。 テーマ:ホラーかBLか悩ましいところ笑
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