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「おかえりー」と言う声はなく、疲れたあという吐息とともに布団に倒れ込む。服を脱ぎ捨てながら冷房を入れ、シャワーを浴びてコンタクトをとる。あー、明日からこんな風に世界が全部ぼやけてフワフワ生きていけるといいなあと想像する。が、じめじめした秋の空気と冷房が私を現実に引き戻すのだった。 「ひとり暮らし」 20180909 お題なし
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