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至理4 逃げるべき時
○素女経 至理4
素女は曰く:「敵を禦せるに、當に敵を瓦石が如く視、自らを金玉が如く視るべし。若し其の精が動かば、當に疾は其の鄉を去りぬ。女を御せるは當に朽ちたる索にて奔せる馬を御せるが如く、深き坑が下に刃の有せるに臨み其の中に墜つるを恐るるが如し。若し能く精を愛しまば、命は亦た窮まざりたるなり」と。
女体は尊い。
わかる、いや、わかるぞ。
が、あえて申し上げよう。
あくまで自らの身を至上とせよ。
対手の身は、そのオマケである。
もし女のセーヨクがぶち抜けかけたら、
可及的速やかに逃亡せよ。
そもそも、である。
男が女を御するのは、
例えるならば、ボロボロのムチで
暴れ馬を御さんと志すがごときである。
あるいは、深き穴の奥に針の山があり、
そこにハマってしまえば、
一巻の終わりである、と
肝に銘じるがごときでもある。
男は、無闇に陰門に
深入りすべきではないのだ。
くわばら、くわばら。
○カーマ・スートラ1-3
男が避けるべき相手としては、
以下のようなものが挙げられる。
・らい病の女、狂った女。
・カーストより追放された女。
・秘密を喋る女
・あからさまに性交を求め来る女
・若々しさを失った女
・白すぎる(黒すぎる)女
・悪臭のある女
○崔浩先生、曰く
当然であるが、ここも明らかに
ニュアンスが違う内容を載せている。
仕方あるまい。
「健康を損ねるセックス」なぞ、
カーマ・スートラには載っておらぬのだ。
なので以降「健康を損ねる系の言説が無い」
系の紹介は割愛とする。
毎度言わねばならなくなるのでな。
ここについて少し考察したのであるが、
素女経では「精」を、
カーマ・スートラでは「情」を
かわし合うのが目的、
と考えればよさそうである。
ひとまず素女経も、
カーマ・スートラも、本番の話に入ると
無闇に淫靡となってくる。
そこまでは、ややおかたいお話たちに
お付き合いくだされば幸いである。
(期待にジュニアもコッチコチ、
ってやかましいわ)
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