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46.希望2 ※
ああ…もっと…
優…
柔らかくて暖かい感触が竿を上下に這い回り、立ち止まってはいいとこをぐりぐりと押してくる。
「はぁ…ん…んん…。」
『気持ちいい…?』
俺をネロネロと舐めながらそんな事を聞く。
必死で頷いていた。
ちゅぱっ、
「ああぁ…っ。」
口の中に含むと、口を萎めて上下に動かす。
柔らかな粘膜に、あっという間に追い上げられていた。
「やぁ…優…出る…。」
ぬぽっ、
『逝って…。』
「…はぁ…や…だ…。」
感じすぎて、涙が零れていた。
それでも一緒がいい。
優と一緒に逝きたい。
『智…。』
優が顔の上にいた。
頬を高揚させて俺を見下ろしてくる。
片手で俺を掴んだまま後ろを撫でてきた。
『持ってて。』
言われた通り、手を伸ばして熱くなった自分自身を掴む。
それを確かめると後ろに手が回された。
確かめるようになぞられる。
まだ解れてないから…
ジェルがベッドの引き出しに…
そんな事を考えてる間に、足が大きく開かれた。
「ちょっ…。」
リビングは寝室と違って煌々と証明が照らさせていた。
だから、そこが丸見えなうえ、何もかもはっきりと晒してしまう。
以前はそんなに気にならなかった事が、恋人になった途端、気になり始めた。
「優…や…ダメ…。」
『だって、貴方…持たないでしょえ…?』
必死で首を振った。
「ヤダ…優…寝室に………。」
だが、我慢できないのも事実だった。
泣きそうな俺を見下ろして、優が苦しそうに息を吐いた。
見ると耐える様に俯いて歯をくいしばっている。
優…?
『はぁー、分かったから…でも…俺が無理…。』
ジー…
ジッパーが下がる音。
中からそそり立ったモノが顔を覗かせた。
結局、すっかり昂った優に負けて、明るい中でとんでもないところを舐められていた。
「あ…はぁ…ふぅ…んん…。」
ぺちゃっ、ぺちゃっ…
お願い…早く…
早く…
『ごめん…まだ、解れきれてない…。』
「…いい、からっ…。」
もう、限界だった。
言い終わるか否かで突きいれられる。
強い圧迫に抵抗も大きい。
それでも優の先走りが助けになって、奥まで突き入れられ、ねじ込まれて、快感が全身を駆け巡った。
「あああ…はぁ………っ。」
その勢いで俺は迸らせてしまっていた。
激しく飛び散って、優の顎に白いモノが掛かる。
ああ…
気持ちいい…
裡が激しく締まって優が中で迸らせたのが分かった。
濡れていく…
優の熱で中が一杯になっていく。
俺の汚れた軀が、洗い流される気がした。
実際には、そんなことあるわけがないのに、優が俺を綺麗にしてくれる。
そう思えた。
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