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少女の想い
――――ごめんね…何もも言えず貴方の前からいなくなることを許してね。貴方にはとても感謝してる。言葉では言い表せないほどに
――――貴方はとても強い人。だから私がいなくても大丈夫。なにも心配することはないよ。貴方の周りには支えてくれる人で溢れているから
――――私は貴方に生きてほしかった。だから闇に堕ちたの。気づいてたかな私貴方のことが好きだったんだよ?気づくわけないよね貴方は鈍感だから。でもそれでよかったのかもね
――――闇に堕ちたことで私の体は新たな魔王の依り代になりかけてたの。生きるのが苦痛になったわけじゃないからね。そりゃあ皆から石を投げられたのは悲しかったけど皆も怖かったんだから仕方がないよ
――――だからお願い皆を許してあげて。絶対に怒っちゃ駄目だよ
――――この世界を護った英雄なんだから堂々としなきゃ駄目。私は隣にはいられないけどずっと見てるから貴方の活躍を
――――でもね…本当のことを言うと死にたくなかった。怖かった。堕ちたことを後悔もしたよ。だってこれからの人生が無くなってしまうんだもん
――――だけど貴方のことを思えばなにも怖くなくなったの。本当の本当の本当に貴方のことが大好きでした。今までありがとう
――――手紙でしか伝えれない臆病な人間でごめんね…さようなら。貴方の人生に幸あることを願っています
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