あとがき

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あとがき

 本作 【茜色の通学路】は早河シリーズ序章【白昼夢】に登場する加藤麻衣子、木村隼人、渡辺亮の幼なじみ三人組の中学時代を描いた物語です。 時間軸ではここから7年後が白昼夢、10年後が早河シリーズ本編となります。  スピンオフとなっていますが、白昼夢を未読の方でも恋愛小説として楽しめるようになっていますし、白昼夢を読了の方には麻衣子達の過去編を楽しんでもらえるような作りにしました。  登場人物たちは思春期真っ只中の中学三年生。 私の15歳の頃は遠い昔のことですが、好きな人と学校の廊下ですれ違うたびにキュンとしていて、「あいつ身長また伸びたな……」と彼の変化にキュンキュンして話しかけられたらニヤけて、青春してましたねぇ〜笑 十代半ばの不器用な優しさ、仲良しの男の子が成長して少しずつ男の人に変わっていって自分だけが置いていかれてしまったような寂しさ。 声変わりも、いつの間に大きくなったの? と思う身長や手、肩幅にドキドキしたり。  私は中学生は見た目も中身も子供成分が70%、大人成分が30%だと思っています。 もう少し大人成分が増えてきた高校生とはまた違う、13歳〜15歳にしか味わえない経験ってありますよね。  隼人の彼女の山崎さんには酷だけど、麻衣子を守った隼人はかっこよかった。麻衣子の人生に隼人が必要なように、隼人の人生にも麻衣子が必要なんです。 ここに渡辺を加えた幼なじみの三角関係にエンドマークがつくのは7年後の白昼夢……になるのかな? どうかな?  まだまだスピンオフ作品は続きます🌈 次は木村隼人の高校時代の物語。あの女たらしな隼人の高校時代……一体どんな風になっているのでしょう?  茜色の通学路 あとがき END
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