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読者主人公プレゼント用のミニ話
父の再婚で兄妹となった兄は、7つ歳上の25歳。主人公は高校3年。
父と母は海外暮らし。
兄は容姿端麗で、いずれは父の興した会社を継ぐと噂される。
主人公は幼い頃に誘拐されかけたことが原因で男が怖くて仕方ない。(誘拐されかけたことは父以外に知る人はいない)
兄は必要以上には主人公に接してこなかった。
そして、主人公もトラウマで兄とうまく話すことができない。
そんなある日。
主人公は学校帰りに、露店商で可愛いペンダントを見つけ、格安でそのペンダントを買う。
『わあ、キレイなペンダントね!え?『運命の愛を育てる石??』
『あら、お嬢さん、それが視えるのかい?』
『?』
そのペンダントはどうやら誰にも見えないらしい。
不思議なペンダントだと思いながらも気に入ったので買って帰った。
その夜。
部屋でいつもと同じように入浴して眠り、夜中に目が覚めると……
なぜか、いつもより周りのものがやたらに大きく見えた。
目線も随分と下だ。
何気なく見た鏡に写った主人公の姿は、なんと子猫になっていた!!(笑)
慌てて部屋から飛び出したものの、自分の部屋のドアが閉まり入れなくなってしまった。
カリカリと部屋のドアを掻く主人公は途方に暮れた。
そんな時、主人公(子猫)を、
ひょいと抱き上げてくれたのは、いつもは必要以上に話をすることもない義兄だった。
初めは怯えてた子猫姿の主人公も、あまりに優しく接してくれる義兄に安堵を覚えいつの間にか眠ってしまう。
そして、目が覚めると、主人公は人間の姿に戻り、隣には兄が眠っていた。
跳ね起きた主人公は一目散に部屋に戻り、子猫姿に変化して兄の部屋にいたことはきっと夢だったんだと言い聞かせる。
その日の朝。
兄とふたりの朝食に、
「昨夜、子猫が家の中にいたんだが、どこに行ったか知らないか?」
と、聞かれ、あれは夢じゃなかったんだと知り、主人公はしどろもどろに知らないと答える……
そして、
その夜も、次の夜も、主人公はなぜか子猫に変化してしまう。
子猫に変化すると自分の部屋にはドアが開いていても結界でもあるかのようになぜか入れなくなり……その度に兄に拾い上げられる。
そして、
兄と過ごして行くなかで、兄の不器用な優しさや普段は見せない姿に、主人公は惹かれていく。
ある夜、子猫姿の主人公がひとりでいると、家に泥棒が入ってきて、珍しいと噂になっていたオッドアイの主人公を連れ去ってしまう。
連れ去られた主人公は……
約15ページくらいφ(゜゜)ノ゜
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