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「30じゃないよ。。。34だよ。」
「へ!?マスター34歳なんですか!?」
ぼそっと呟いたマスターの言葉に驚いてしまう。
落ち着いているから40歳くらいだと思っていた。。
「真君??今なんか失礼なこと思った?」
「へ!?え、えっと。、、んぐっんぐっんぐ、、けほっ。ごちそうさまー!!」
バツが悪くなりホットミルクを一気に飲み干し、店を飛び出す。
獣人はホットでもほとんど人肌程度の熱さなので助かった。
「ふふっ、ほんとに可愛いねぇ。ソラさんが可愛がるのも分かるよ。」
微笑ましげにまだ揺れている扉を眺めるマスター。
「マスター、あの子は?」
端のテーブル席に座っていたフードを被った男がマスターに話しかける。
「ああ、町外れの聖剣士様の養子だよ。」
「。。、興味深いなぁ。」
フードを被った男はそう言って口元に笑みを見せた。
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