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ソラの服をアレンジして作ってもらった僕の服は袖が少し長い。
直すぞって言われたけどすぐ成長するからと押し切ってそのままにしてもらった。
「つめたっ!ちょっと濡れちゃった。。」
井戸の水はとても冷たくて顔をつけるだけで眠気が吹き飛ぶ。
袖直して貰えばよかった。
「ほら、スープ冷めるぞ〜。」
「今行く〜!!」
ソラの分とは別の僕用熱々スープを冷ますわけにはいかないので小走りで向かう。
漂ってくる匂いからしてきっとほうれん草のスープだ。
「よっこいせっ。」
「うわっ、、、もうっ。ソラ僕一人でも座れるよ。」
椅子によじ登る様に座る僕をみかねて最近はソラが椅子に乗せてくれるようになったが僕は少し不満だ。
「いいんだよ。そんくらい甘えろ。それより昨日作ったマーマレードといつものブルーベリーどっちにする?」
「マーマレード!」
話を逸らされてしまったがレモンの鮮やかな黄色が映えるマーマレードにつられてしまったので仕方ない。
「じゃあそっちにしよう。」
ソラがマーマレードを持ってきて席に着く。
「いただきます!」
ソラがパンにマーマレードを塗ってくれてるのでその間にスープを一口。
鮮やかな緑色。
ほうれん草の甘味と生クリームのまろやかさがとても美味しい。
カリカリのクルトンも食感が楽しい。
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