特別な日常

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「できたな。行くか。」 「うん!」 大きさの違うおにぎりと、サラダと腸詰のお弁当を鞄に入れてピクニックに行く。 「ソラ、僕が持つよ。」 そう言ってソラが持っている鞄に手を伸ばす。 「気にするなちびすけ。」 伸ばした手をひょいと避けられ真の届かないところまであげられてしまう。 「でもソラ。杖もあるのに、、。」 「バカ、お前みたいなちびに心配されるほどじゃない。」 むっ、と不満気に頬を膨らますがソラは笑うだけで渡してくれない。 隙をみて鞄を取ろうとするがソラの方が何枚も上手でじゃれつく猫のようになってしまう。 「ほら、子猫。もう着くぞ。」 「子猫じゃないもん、、!って、、、、ふわぁ。。。。」
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