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「この腸詰めすごく美味しい!」
ウインナーなんて食べたことなかったけどかじった瞬間肉汁と香辛料のスパイシーな香りが鼻に抜けて幸せだ。
ソラは夜にお酒と一緒に食べてることが多いけど僕はおにぎりと一緒でしあわせ。。。
「いい景色の中で食べると普通の食事も最高のご馳走になるだろう。、、、、、俺も一人で居た時に落ち込んだり失敗したりした時は食べ切れないくらいの食事を持って景色の良いところに駆け出してた。」
「ソラでも落ち込むことあるの?」
いつもクールでなんでもそつなくこなすソラ。
落ち込んでるところなんて見たことがない。
付き合いが浅いと言われればそれまでだが。。
「そりゃあ、あるぞ。86年も生きてりゃな。」
ぽふっと真の頭に手が置かれた。
「まぁでも、お前がきてからの数ヶ月は俺の人生の中でも穏やかで楽しい。」
真はソラの笑顔が眩しくて、視線をおとした。
「ほんと?、、、見ず知らずの子供なんか。迷惑じゃない?」
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