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しかし、真にそれを伝えることはしない。
何も知らないことは不幸であるが、時には幸せとなるのかもしれない。
「でも、どうして神様が僕なんかの前に。。」
「お気に入り、、というのもあるけど君にはもっと世界を見て、成長して欲しいんだ。」
真の頭を撫でて微笑みをむけてくれる。
ただ、真の頭には疑問符が浮かぶ。
「成長。。ですか。僕に成長なんてできるでしょうか。」
12年間生きても僕は世界のことを何も知らない、色も形も、、分からなかったから。。
「、、、この世界は、君なんだ。」
神様の口からとんでもない言葉がでてきた。
「この世界は、、僕?この、真っ白な世界のこと、ですか?」
目の前に広がるのは白い世界、空も海も雲も緑も何もない世界。
ただ、僕と神様だけが存在している。
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