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〜10年前の約束〜
(JJ side)
「ジェジュン・・愛してる・・これからは、ずっとそばに居てくれ・・」
「ユノ・・・」
「お前じゃなきゃダメなんだ・・」
「ユノ・・・あ・・ん・・」
「その声も身体も・・心も・・」
「はぁ・・んっ・・んっ・・」
ユノに激しく突かれ、俺はあっけなく意識を手放してしまった
目が覚めると、俺はユノの逞しい腕の中にいた
「ユノ・・・」
「ジェジュン・・・ごめん・・久々なのに・・」
「ううん・・俺・・嬉しい・・ずっとユノだけ想ってきたから・・また・・こうしてユノの腕の中にいるなんて・・・夢みたい・・」
「ジェジュン・・・愛してる・・」
「ユノ・・本当に俺でいいの・・?」
「俺・・・10年前・・・///」
「それ以上言うな・・・お前は汚れてなんかいない」
「俺が、そんな記憶を上書きしてやるから、忘れろ・・いいな?」
「・・・・うん」
でも、俺・・やっぱり忘れられない・・・
10年前ー
高校3年の時だった
俺たちが付き合ってる事はみんな知ってた
俺たちの関係を妬ましく思ったんだと思う・・
ある日、「ユノが怪我した」ってうす暗い体育館倉庫に呼び出され同級生達に無理やり・・・廻されたんだ
その後、ユノが俺を見つけ出してくれたけど・・
「こんなに愛してるのに‥ごめん‥俺、ジェジュンを守ってあげる事が出来なかった…」
そう言って、肩を落とすユノがいたたまれなくて・・悪いのは、同級生の言葉を信じてしまった俺なのに・・・
あの時は、俺はもうユノの傍にいちゃいけないって思った
俺のせいで・・ユノまで苦しませたくなかったから
俺がいなくなれば、ユノも普通に恋をして結婚して幸せな家庭を築けるだろう・・そう思ってた
「今より、ずっと大人になって…お前を守れるような男になりたい。もし、、10年後、お互いにパートナーが居なかったら、俺たちまた付き合おう‥?」
そう言ってくれただけで、俺はどんなに救われただろう・・・10年前に言われたことなのに、昨日言われたことのように覚えてる・・
まさか、こんな形で再会して、またユノとこうして結ばれる事ができるなんて・・10年前の俺には到底考えられなかった
有名なショコラティエになれば、いつかどこかで、ユノが食べてくれるかもしれない・・・そう思って始めたこの仕事
思ってたよりも早く、ユノに食べてもらうことができた
それだけで、十分嬉しいのに・・・
またこうして、ユノと付き合うことが出来るのかと思うとうれしくて涙が零れる・・・
一度は諦めたユノの温もり、今はこんなに近くに感じる
「ユノ・・・夢じゃないよね?」
ユノを見上げ問うと、やさしいキスが降ってきた
「なんで泣いてるの?夢じゃないよ?」
「だって・・嬉しくて・・」
「ジェジュン・・可愛い・・」って抱きしめてくれた
「・・ユノ・・当たってる・・//」
俺のお腹あたりにユノの熱が当たる
「ジェジュンが、かわいくて・・ここも・・またジェジュンが欲しいって・・もう一回いい?」そう言って、今度は激しいキスを降らせた
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