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取り返しのつかない「諸刃の剣」で僕達を傷つけてしまった。
「さようなら」と別れを告げられ、フラれた僕は「もう戻らない」と心に決めて降られた雨に打たれて叫んだ。
すぐに君と仲直りして雨も止み、きっといつもの爽快な夏が訪れるはずだった‥
そんな君はもう居ない。
君を失い永遠にあの爽快な夏が訪れない僕の心は明けない梅雨空だ
でも君は僕の心に梅雨を終わらせ夏を訪れさせてくれたね。
穏やかな春風に吹かれるように君からの便りが母親から僕の手元に届いたとき、僕の心に夏が再び訪れたよ。
簡単で難しい「ごめん」の一言が出なかった君はずっと謝る機会を待っていてくれたんだね。
そんな君は事故でもう居ない。
僕は君の便りに涙の雨を降らせて、天国へ届いてほしい。雷鳴のように叫んだ君への「ごめん」の言葉。
天使が優しく肌に触るような高原の夏風は僕の心を優しくなでてくれて長い梅雨を明けさせた。
めまぐるしい季節の移り変わりを味わい再び君に会う日が訪れると僕は君へ会いに行く。
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