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今日あったことを頭の中で整理しながら
クズに教えてもらった寮に向かっていると前方から足音が聞こえた
今は、授業中だと聞いていたため不思議に思い
足元に向けていた視線をあげると
そこには、金髪碧眼の超絶美形が歩いていた
テレビでもお目にかかれないほどだろう
彼はこちらに気づいたのかへらへらとした笑顔を
浮かべながらこちらに近づいてくる
「君、確か転校生だよねぇ~
迷ったのぉ?」
兄さんとは、系統が違う美しさに見惚れていたが
彼が発した声によって意識が引き戻された
「大丈夫ぅ~?」
「おう!大丈夫だぜ!!!お前は誰だ!」
嫌われるための一歩は自分は名乗らず相手に名乗らせる
口調は常にタメ語
「俺はねぇ、棟梁鈴也っていうんだぁ~。一応、会計をやっているから
よろしくねぇ。」
彼が、クズの言っていた貞操概念の低い奴の1人か。
何故か、ガッカリした気持ちを気にせず言葉を発しようとしたら
「まったく逆のキャラ演じるのって疲れないのぉ~?」
そう言った彼の目は光っていた
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