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「千帆もなんか言ってやってくださいよ」
ちーちゃんが、生徒会室のソファでウトウトしているいっちゃんこと
犬塚 千帆に話しかける
「すず…おは……」
いつも眠そうにしている彼はタチランキング5位
行動のあざとさとは裏腹に高身長でくりくりながらも切れ長の瞳の
ギャップ萌えから人気が高い同級生だ
人見知りでたどたどしく単語しかしゃべらないけど
そこも加護欲をそそると彼の親衛隊はほとんどがお母さんみたいな人達だ
「そうなんですけど、違いますよ!」
助け船からいっちゃんに話をふったちーちゃんだけど
いつでもウトウト眠そうにしているいっちゃんがそれを察することは難しいと思うけどね
「そういえば、かいちょーは?」
そういうと奥の部屋から飲み物を持ってやって来た
「この俺が、お前みたいに遅刻するとでも思ったか
残念だったな」
と、ムカつく言葉を言いながら
「いえ、バ会長も集合の30分後でしたので遅刻にはかわりませんよ」
「30分は多目に見てもいいじゃねぇか」
「数十分は、遅刻です」
(やーい、叱られてやんのぉ!
なんか言ったか
いやー、なんにもぉ~)
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